過去の写真から 鳥 34 ― スズメ目 スズメ亜目 ウグイス上科 チメドリ科 ガビチョウ亜科 ソウシチョウ属 ソウシチョウ
過去に撮影した鳥の写真の続きです。今回は スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・チメドリ科・ガビチョウ亜科・ソウシチョウ属の ソウシチョウ の写真です。
名前は間違っているかもしれません。
ソウシチョウ (相思鳥)
スズメ目 スズメ亜目 スズメ小目 ウグイス上科 チメドリ科 ガビチョウ亜科 ソウシチョウ属
特定外来生物に指定されている。
和名の由来 つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き交わしをするため、相思鳥の名がついたと言われる。 中国現地名は 「紅嘴相思鳥」
全長 オス 約14~15cm スズメと同じくらいの大きさ
インド北部、中国南部、ベトナム北部、ミャンマー北部に自然分布。 日本、ハワイ等に移入。
日本では 「かご抜け鳥」 とも呼ばれる外来種で、留鳥として住み着いている。 関東、東海、近畿、中国、四国、九州の各地で繁殖が確認されている。
ササ類の繁茂する標高1000m以下の常緑広葉樹林、落葉広葉樹林に生息する。 またこういった藪の中に営巣し、越冬期は標高の低い地域に移動し、主に竹林や笹藪に生息し小群をなす。 カラ類との混群をなすこともある。
背面の羽毛は暗緑色。 眉斑から頬は薄い黄色、咽頭部の羽毛は黄色で胸部は濃いオレンジ色、翼に黄色と濃い赤の斑紋がある。
幼鳥の嘴は黒いが、成長に伴い赤くなる。 体色に雌雄の別はないが、メスの体色はオスのそれより幾分薄くなる。
食性は雑食で、昆虫類、果実、種子等を食べる。
柔らかい口笛に似た音色でさえずる。

(1) ソウシチョウ

(2) ソウシチョウ

(3) ソウシチョウ
後ろ姿

(4) ソウシチョウ

(5) ソウシチョウ

(6) ソウシチョウ

(7) ソウシチョウ

(8) ソウシチョウ

(9) ソウシチョウ
群れでいました。

(10) ソウシチョウ

(クリックすると少し大きな写真になります)
(11) ソウシチョウ
2016年3月3日 松山市にて 撮影
たくさんの写真を見てくださって、ありがとうございます。
次回も過去に撮影した鳥の写真で、スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ツバメ科・ツバメ亜科・ツバメ属、ツバメ の写真です。
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過去の写真から 鳥 33 ― スズメ目 スズメ亜目 ウグイス上科 エナガ科 エナガ属 エナガ
過去に撮影した鳥の写真の続きです。今回は スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・エナガ科・エナガ属の エナガ の写真です。
名前は間違っているかもしれません。
エナガ (柄長)
スズメ目 スズメ亜目 スズメ小目 ウグイス上科 エナガ科 エナガ属
和名の由来 極端に長い尾 (全長14cmに対して尾の長さが7~8cm) を柄の長い柄杓に例えたことから
全長 オス 約13cm、14cm 体長には長い尾羽を含むので、尾羽を含めない身体は スズメ と比べるとずいぶん小さいが、羽が柔らかく膨らみ、尾が長いため、実際よりやや大きく見える。
日本では九州以北に留鳥または漂鳥として生息する。 渡りはしない。
主に平地から山地にかけての林に生息するが、樹木の多い庭園・公園や街路樹などでも見ることができる。 冬季は山地上部にいた個体が越冬のため、低地の里山に降りてくることがある。
黒いくちばしは小さく (約7mm)、嘴峰は湾曲している。 首は短く、丸い体に長い尾羽がついた小鳥である。雌雄同形同色。
成鳥は瞼が黄色く、南方系の亜種 (エナガなど) の場合は黒色の太い眉斑があるが、北方系の亜種 (シマエナガなど) の場合は頭部全体が白い。 眉斑を有する南方系亜種の場合、眉斑はそのまま背中まで太く黒い模様になっている。 肩のあたり (背の両側) と尾の下 (下尾筒) は淡い葡萄色で、額から頭上、および顔と体下面は白い。 翼・尾は黒い。 羽毛は薄褐色の初列風切が10枚で野外では黒く見え、次列風切りが6枚で重ねると黒く見え、3列風切が3枚で他の風切羽より褐色味が強く、尾羽は6枚で内側3枚は黒色、外側3枚は黒色に白色の模様が混じる。
幼鳥は成鳥で黒色になる部分が淡色で、眉斑などは褐色味を帯びる。 頬は淡黄色で、瞼は赤く、背・下腹部の淡い葡萄色味はない。
木の枝先などで小さな昆虫類・クモ類・木の実、草の種子を食べる。 特にアブラムシを好み、葉先にいるアブラムシを停空飛行しながら捕食したり、枝にぶら下がって種子を食べたりすることもある。 また、樹皮から染み出る樹液を吸うこともある。
昼に樹上・藪の中・地上・空中などで鳴く。 鳴き声は1年を通じて同じで、さえずりは 「チーチー」、「ツリリ」、「ジュリリ」。 地鳴きは 「チュリリ」、「ジュリリ」。
エナガ はたまに出会っていましたが、小さくてちょこちょこ動いていることも多く、なかなか上手く撮影できなかったですが、可愛らしい小鳥ですから、わりとたくさん撮影していました。

(1) エナガ
2012年3月3日 松山市にて 撮影

(2) エナガ

(3) エナガ
2011年1月7日 松山市にて 撮影

(4) エナガ

(5) エナガ

(6) エナガ
2017年1月28日 松山市にて 撮影

(7) エナガ
2009年11月27日 松山市にて 撮影

(8) エナガ
少しピンボケだったり

(9) エナガ
枝かぶりになることも多かったです。

(10) エナガ
2014年12月14日 松山市にて 撮影
これはかなりピンボケですが飛んでいるところ

(11) エナガ
2009年2月8日 松山市にて 撮影

(クリックすると少し大きな写真になります)
(12) エナガ
2017年2月2日 松山市にて 撮影
シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、メジロ、コゲラなどの違う種の小鳥と混群することも多いということで、このときは メジロ と一緒でした。

(クリックすると少し大きな写真になります)
(13) エナガ メジロと
2011年1月7日 松山市にて 撮影
たくさんの写真を見てくださって、ありがとうございます。
次回も過去に撮影した鳥の写真で、スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・チメドリ科・ガビチョウ亜科・ソウシチョウ属、ソウシチョウ の写真です。
過去の写真から 鳥 32 ― スズメ目 スズメ亜目 ウグイス上科 ウグイス科 ウグイス属 ウグイス
過去に撮影した鳥の写真の続きです。今回は スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ウグイス科・ウグイス属の ウグイス の写真です。
名前は間違っているかもしれません。
ウグイス (鶯)
スズメ目 スズメ亜目 スズメ小目 ウグイス上科 ウグイス科 ウグイス属
全長 オス 約16cm メス 約14cm スズメとほぼ同じ大きさ
日本ではほぼ全国に分布する。 一部地域では夏に山地で過ごし冬季に平地へ移動する漂鳥であるのに対し、移動を伴わない地域では留鳥となる。 平地から高山帯のハイマツ帯に至るまで生息するように、環境適応能力は広い。 笹の多い林下や藪を好むが、さえずりの最中に開けた場所に姿を現すこともある。
体色は、背中がオリーブ褐色で、腹面は白色、全体的に地味である。 雌雄同色。
食性は雑食だが、夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べる。
さえずりは 「ホーホケキョ、ホーホケキキョ、ケキョケキョケキョ……」、地鳴きは 「チャッチャッ」。
平地にて鳴き始める季節が早春であることから 春告鳥 (はるつげどり) の別名がある。 本州中部あたりでは 2月初旬頃からさえずり始め、 8月下旬頃までがよく聞かれる時期だが、10月頃まで弱いさえずりが聞かれることがある。 さえずる期間が長くなるのは、一夫多妻制で次々とメスを代えるためである。
ウグイスは囀る声が聴こえても、なかなか見つけられない鳥で、見つけても枝被りのことが多かったです。

(1) ウグイス
こんな感じの枝被りです。

(2) ウグイス
2012年2月20日 松山市にて 撮影
このときは木の少ない高原で囀っていましたので、見つけることができました。

(3) ウグイス

(4) ウグイス

(5) ウグイス
2009年5月19日 愛媛県上浮穴郡久万高原町にて 撮影
霧の日も囀っていました。

(6) ウグイス
2015年4月30日 愛媛県上浮穴郡久万高原町にて 撮影
こちらは1月の写真で、地鳴きしていました。

(7) ウグイス

(8) ウグイス

(9) ウグイス

(10) ウグイス
2013年1月18日 松山市にて 撮影
こちらは5月の写真、羽毛がふわふわした感じでしたので、幼鳥ではないかと思うのですが、どうでしょう。

(11) ウグイス 幼鳥?

(12) ウグイス 幼鳥?
2008年5月20日 愛媛県今治市にて 撮影
たくさんの写真を見てくださって、ありがとうございます。
次回も過去に撮影した鳥の写真で、スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・エナガ科・エナガ属、エナガ の写真です。
過去の写真から 鳥 31 ― スズメ目 カラス上科 モズ科 モズ属 モズ
過去に撮影した鳥の写真の続きです。今回は スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・モズ科・モズ属の モズ の写真です。
名前は間違っているかもしれません。
モズ (百舌、百舌鳥、鵙)
スズメ目 スズメ亜目 カラス上科 モズ科 モズ属
全長 約19~20cm
日本では基亜種が周年生息 (留鳥) するが、北部に分布する個体群や山地に生息する個体群は秋季になると南下したり標高の低い場所へ移動し越冬する。 南西諸島では渡りの途中に飛来 (旅鳥) するか、冬季に越冬のため飛来 (冬鳥) する。
開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息する。
眼上部に入る眉状の筋模様 (眉斑) があり、喉や頬は淡褐色。 尾羽の色彩は黒褐色。 翼の色彩も黒褐色で、雨覆や次列風切、三列風切の外縁 (羽縁) は淡褐色。 夏季は摩耗により頭頂から後頸が灰色の羽毛で被われる (夏羽)。
オスは頭頂から後頸がオレンジ色の羽毛で被われる。 体上面の羽衣が青灰色、体側面の羽衣はオレンジ色、体下面の羽衣は淡褐色。 初列風切羽基部に白い斑紋が入る。 嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く筋状の斑紋 (過眼線) は黒い。
メスは頭頂から後頸が褐色の羽毛で被われる。 体上面の羽衣は褐色、体下面の羽衣は淡褐色の羽毛で被われ下面には褐色や黒褐色の横縞が入る。 過眼線は褐色や黒褐色。
食性は動物食で、昆虫、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類などを食べる。 樹上などの高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り捕えた獲物を食べる。
モズは捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む習性をもつ。 秋に初めての獲物を生け贄として奉げたという言い伝えから 「モズのはやにえ」 といわれる。
秋から11月頃にかけて 「高鳴き」 と呼ばれる激しい鳴き声を出して縄張り争いをする。 縄張りを確保した個体は縄張りで単独で越冬する。
オス

(1) モズ オス
2010年1月2日 松山市にて 撮影
梅の花と…

(2) モズ オス 梅の花と
2017年3月3日 松山市にて 撮影
後ろ姿

(3) モズ オス 後ろ姿
2013年1月18日 松山市にて 撮影
水浴び

(4) モズ オス 水浴び

(5) モズ オス 水浴び
2010年1月2日 松山市にて 撮影

(6) モズ オス

(7) モズ オス
2017年3月22日 松山市にて 撮影
電線にとまって鳴いているのもよく見かけます。

(8) モズ オス
2009年9月19日 松山市にて 撮影
これもオスのようですが、幼鳥のような感じがします。

(9) モズ オス 幼鳥?

(10) モズ オス 幼鳥?
2016年5月4日 松山市にて 撮影
メス

(11) モズ メス

(12) モズ メス

(13) モズ メス
2016年12月11日 愛媛県今治市波方町にて 撮影

(14) モズ メス
2017年3月30日 松山市にて 撮影

(15) モズ メス
2017年10月9日 松山市にて 撮影

(16) モズ メス
2014年1月3日 愛媛県伊予郡松前町にて 撮影

(17) モズ メス
2019年1月3日 松山市にて 撮影
とてもたくさんの写真になりましたが、見てくださって、ありがとうございます。
次回も過去に撮影した鳥の写真で、スズメ目・スズメ亜目・スズメ小目・ウグイス上科・ウグイス科・ウグイス属、ウグイス の写真です。
過去の写真から 鳥 30 ― スズメ目 カラス上科 カラス科 カラス属 カラス
過去に撮影した鳥の写真の続きです。今回は スズメ目・スズメ亜目・カラス上科・カラス科・カラス属の カラス の写真です。
街でもよく見るカラスは、ハシブトガラス と ハシボソガラス がいますが、遠くからの写真ではどちらかわからなかったです。
名前は間違っているかもしれません。
こちらはわりと近くで撮影したカラスで、地面を歩いていましたし、「ガーガー」 と濁った声で鳴いていましたので、ハシボソガラス だと思います。
ハシボソガラス (嘴細烏)
スズメ目 スズメ亜目 カラス上科 カラス科 カラス属
全長 約50cm
日本では、ほぼ全域の平地から低山に分布する留鳥。 河川敷や農耕地など開けた環境に生息する。
全身が光沢のある黒色をしており、雌雄同色。 外から見える羽は黒いが、皮膚に近いところの短い羽毛はダウンジャケットのように白く柔らかな羽毛で、寒さに非常に強く冬も平気で水浴びをする。
地肌の色は黒っぽい灰色。脚とクチバシも黒色である。 突然変異で白い個体が出現することもあり、これはアルビノまたは白変種と考えられる。
ハシブトガラス に似るがやや小さく、嘴が細く上嘴があまり曲がっていないところと、額 (嘴の上) が出っ張っていないところ、鳴き声が 「ガーガー」 と少し濁っていることや、鳴く際にはハシブトガラスは尾を上下に振るのに対し、こちらは下腹や背の羽毛を逆立て、頭部を突き出して鳴き声に合わせてお辞儀のように頭を上下に動かすことなどで判別できる。
食性は雑食で、昆虫類、鳥類の卵や雛、小動物、動物の死骸、果実、種子などを食べる。 ハシブトガラス よりも比較的植物質を好む傾向にある。 ハシブトガラス と違って地面をウォーキング (交互に脚を出して歩く) する時間が長いため、地面採食 (土食い) もする。

(1) ハシボソガラス

(2) ハシボソガラス

(3) ハシボソガラス

(4) ハシボソガラス
後ろ姿

(5) ハシボソガラス
2009年3月14日 松山市にて 撮影
こちらも ハシボソガラス だと思います。

(6) ハシボソガラス
2010年1月2日 松山市にて 撮影
郊外で撮影することが多かったので、こちらも ハシボソガラス かもしれませんが、よくわかりません。
ミサゴと…

(クリックすると少し大きな写真になります)
(7) カラスの仲間 ミサゴと
2013年1月31日 松山市にて 撮影
トビを追っていました。

(8) カラスの仲間 トビと

(9) カラスの仲間 トビと

(10) カラスの仲間 トビと
2010年5月26日 愛媛県伊予郡松前町にて 撮影
このカラスは夏に高原で見たカラスで、ハシブトガラス かもしれません。
花は ハンカイソウ です。

(11) カラスの仲間
2010年7月27日 愛媛県・高知県の県境にて 撮影
たくさんの写真を見てくださって、ありがとうございます。
次回も過去に撮影した鳥の写真で、スズメ目・カラス上科・モズ科・モズ属、モズ の写真です。