フェリーは今…
愛媛、松山に住んでいますと、フェリーは身近な乗り物です。かつては本四連絡橋もなく、四国から出るには、フェリーに乗ることもよくありました。
しかし、本四連絡橋として3本の橋が架かり、経済対策として実施されたETC割引制度の高速道路料金一律1000円という値下げがフェリー業界を直撃し、航路の廃止や減便が相次いでいます。
瀬戸内海では3月以降、4社5航路が廃止 (廃止予定を含む)、5社5航路が減便になっています。
6月30日にも、ひとつのフェリーが廃止されました。
ちょうど雨の日です。
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呉・松山フェリー株式会社の呉松フェリーは、広島県呉市の阿賀港と愛媛県松山市の堀江港の間を1時間50分で運行していましたが、この日、昭和39年からの45年の歴史に幕を下ろしました。
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堀江港が見える粟井坂から撮ったのですが、天気が悪くてかすんでいて、よく見えませんでした。
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この時点で一日9便の運行でしたから、これが最終便というわけではありませんが、かすむ中へ消えてゆく姿は寂しいものでした。
廃止されるフェリーの姿だけでは寂しいので、ここで見つけた鳥さんです。
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雨に濡れた イソヒヨドリ です。
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イソヒヨドリ もフェリーを見送っているのでしょうか…。
かすむ中へ消えていったフェリーを見送っていると、列車の音が聴こえてきました。
あわててカメラを向けたのですが、
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8000系の特急電車は、カメラで追いかける間もなく通り過ぎてしまいました。
6月30日 愛媛県松山市小川 にて
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